平成時代
平成時代
1993年(平成2年)7月16日にオープンした地上70階、地下3階の日本一高いビルです。また、ランドマークのエレベーターは三菱製で、スカイガーデンまでの直通エレベーターは最大分速750mで日本最速です。
2003年4月に竣工された地上54階、地下6階の超高層タワービル。
設計はコーン・ペダーセン・フォックス・アソシエイツ。
低層部はショッピング・モール、中層部は賃貸オフィス、上層部は会員制文化施設や美術館等で構成される21世紀を象徴するインテリジェンスビルです。
2007年春に開業予定である東京ミッドタウン。
六本木の防衛庁跡地に再開発され、そのシンボルタワーは地下5階地上54階、高さ248mと、東京一高いビルになる予定です。
職・住・遊・憩が一体化した複合的開発で緑地帯の面積も多いことも大きな魅力です。
失われた10年。
Lost ten years.
1989年1月8日に改元された平成。
バブル経済は1989年の東証の日経平均株価3万8950円という史上最高値を記録し、終焉を迎えました。
バブル景気崩壊後の急速な景気後退に、財務当局の失政、大手金融機関の経営の失敗等が加わり不況が長期化しました。
このため、大中小とわず多数の企業倒産や、大手金融機関の統廃合などが相次ぎ、建設業界でも多くの企業が倒産しました。一方でこの期間に、優良企業で有利子負債の圧縮が進展し、経営体力が強化され、いわるる“勝ち組企業”と“負け組企業”の明暗が顕著化しました。
阪神淡路大震災は1995年(平成7年)1月17日(火)の午前5時46分、淡路島北部を震源として発生した(大都市)直下型の大地震による災害で、死者6436名、全壊家屋104,906棟におよんだ第二次世界大戦後国内で最大の震災となりました。
再び注目された塗り壁。
Re-attention of a wall.
構造的にも優れた新建材は、安価に高機能住宅が実現できる反面、思わぬ弊害を持ち合せていました。
壁紙の接着剤などに含まれるホルムアルデヒはシックハウス症候群を引き起こすなど、化学物質がおよぼす健康障害がさけばれ、材料成分の安全性を重視されるようになりました。
現代のモルタル塗りが再び見直された訳は主に2つ。
天然素材である珪藻土などの塗り壁はデザイン性に優れ、様々な訓間演出をしてくれる他、空気中の悪臭成分や、シックハウスなどの原因など分解し、また、空気中の湿度に合わせて、湿気をコントロールするなど、快適な室内を提供します。
また、外壁でも、ファイバーシートを貼ったノンクラック工法により、経時的なひび割れは格段に少なくなりました。
シームレスな表情の豊かさ、温かさなどはこて仕上げならではです。
土の歴史、壁の歴史、左官の起源。
The history of soil, The history of a wall, The origin of a plasterer.
木、竹、藁、土、石・・・
古来よりの日本建築の材料が再び見直されています。
現存する日本建築最古の法隆寺建設から1400年。
長い時を超え、21世紀の空間に求められたこと。
それは「強さ」「優しさ」そして「癒やし」。
坂本建美装は、壁によってできた空間が、暮らしの幸せを包み込むものにするため、土の歴史、壁の歴史、左官の起源を学びとり、明日の左官技術を鏝(こて)と共に考えています。